2013年06月28日

『スズメのお宿は街のなか』『都市鳥ウォッチング』『都市鳥からフォークロアへ』

 都市鳥研究者の唐沢孝一さんの本を三冊読みました。

4121009487スズメのお宿は街のなか―都市鳥の適応戦略 (中公新書)
唐沢 孝一
中央公論社 1989-11



 タイトル通り、スズメの生態観察です。これが三冊の中で一番おもしろかったです。
 この本で印象深かったことの一つが、殺人犯として収監されていたロバート・ストラウドの話です。彼は獄中で傷ついたスズメを保護したことから、急に鳥に興味を持ち始め、様々な鳥の保護・観察を始めました。しかもただの鳥好きに終わらず、当時未解明であったカナリアの病気の治療法を見つけ出すなど、偉大な業績を残し、1943年には『鳥の疾病の要覧』という本を出版します。ストラウドはそのまま獄中で亡くなったそうです。

4061329146都市鳥ウォッチング―平凡な鳥たちの非凡な生活 (ブルーバックス)
唐沢 孝一
講談社 1992-04



 唐沢孝一さんにはスズメ、カラスをそれぞれ取り上げた本があるので、それらとかぶっている部分もありますが、この本は都市鳥一般を網羅的に取り上げています。

4434074857都市鳥からフォークロアへ―フィールドエッセイ・自然観察の視点
唐沢 孝一
百水社 2006-02



 この本も他とかぶる内容があるのですが、面白いのは民間伝承や文化的文脈における鳥を取り上げていることです。八咫烏など、日本の神話・伝承における様々な鳥の位置づけが扱われています。
 時々ちょっとお説教くさい内容が入るのを除くと、なかなか興味ふかいです。
posted by ふみこ at 09:26| 野鳥

バーダー、バーディング、バードウォッチャー

 最近、バードウォッチングのことをバーディング、バードウォッチャーのことをバーダーといういう言い方をよく耳にします。結構前から使われていたのかもしれませんが、わたしは最近意識するようになりました。
 バーダーというのはいかにも和製英語くさい、と思っていたら、英語圏で普通に使われている語のようです。しかもバーダー、バーディングの方が好ましい言い方でした。
 Wikipediaによると、
Birder. The acceptable term used to describe the person who seriously pursues the hobby or sport of birding. May be professional or amateur.
Birding. A sport and/or hobby in which individuals enjoy the challenge of bird study, listing, or other general activities involving bird life.
Bird-watcher. A rather ambiguous term used both to describe the person who watches birds for any reason at all, and, more recently, to refer to a person who watches girls. Used mostly in fun. Should not be used to refer to the serious birder. The word "BIRD-WATCHING" is in the same category, of course.
Birdwatching - Wikipedia, the free encyclopedia

バーダー:鳥を見る趣味またはスポーツを真剣に追求している人たちを表す好ましい語。プロでもアマチュアでも使える。
バーディング:個人が鳥を研究したり、声を聞いたり、その他の鳥に関する活動を行う趣味またはスポーツ。
バードウォッチャー:やや曖昧な語。何らかの理由で鳥を観察する人を指すか、最近では、女性を眺める人を指す。ほとんど冗談ぽく使う。真剣なバーダーには使うべきではない。「バードウォッチング」という語も同様。

 とのことです。
 これからはバーダー、バーディングと言った方が良いようです。
タグ:英語
posted by ふみこ at 09:14| 野鳥

2013年06月24日

Kindleで買ったマンガ『亜人』『惡の華』

 Nexus7を買ったものの、超マニアックなアプリとKindle以外ほとんど使っていません。寝転がってネットを見るのも便利ですが。
 このKindleアプリ、洋書を読むには非常に便利で重宝しているのですが、日本語書籍に関しては点数が少なすぎて話になりません。
 マンガもKindleで読みたいのですが、まだまだ出ているものが少ないし、紙の本より発売が遅かったりします。しかも紙の本に比べてそれほど安くもないので、巻数の多いマンガはなかなか踏ん切りが付きません。
 そんな訳で、わたしがKindleで買ったマンガはまだ二つだけ。
 一つは『惡の華』。



 これはアニメにもなって非常に話題なので、特に説明することはないでしょう。この『惡の華』も、現時点では最新刊の8巻がKindle化されていません。
 四巻くらいから急に絵が上手くなって良い感じです。高校編も楽しみです。

 もう一つは『亜人』。



 『亜人』はネット上でちらほらと名前を見かけたのと、まだ二巻しか出ていないので買っても安いことから、購入してみました。表紙がカッコイイです。
 期待はしたいものの、ちょっと中2臭くて不安要素もあり、これから化けるか、ただの痛いマンガで終わるか、微妙なライン上にあるところです。
 「亜人」とは、外見上通常の人間と変わらないものの、「死なない」生き物。ですから、実際に死ぬような目にあわない限り、本人すら気づかない、というものです。全世界でも数十人しか見つかっておらず、研究対象とされるため、亜人であることが分かった主人公の少年も、追手から逃げ続けます。それを助ける主人公の友人、権力と敵対している亜人たち、「黒い幽霊」という亜人の不思議な能力、などがポイントなのですが、どうもそれぞれのポイントが思いつきで出されている感じがして、うまく回収されるのか不安なところもあります。
 ただ「黒い幽霊」というスタンドのような能力のヴィジュアルがとてもカッコイイです。これも目に見えない筈なのに、見えているような描写があったりして、どうも設定が微妙なのですが。
 「帽子の男」と呼ばれている敵対的な亜人もなかなかカッコイイですが、彼が「死んで」再生するのに自らを銃で撃ったり腕を切り落としている辺り、おそらく何度も死んだ亜人は痛みに強くなる、という設定があるだろうと思うのですが、その辺もまだ説明されていません。
 まだまだどうなるか分からないマンガですが、今のところは面白いですし、二巻しか出ていませんから、今のうちにチェックしておくと良いかもしれません。
posted by ふみこ at 18:05| 漫画
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